2001年12月後半のdiary
■2001.12.18 iMacにメモリを増設する/『アウラの選択 グイン・サーガ82』
■2001.12.20 プレゼント用絵本を買う
■2001.12.22 ルーター、破壊?
■2001.12.23 ルーター、購入/『ブルー・ムーン 影の王国12』
■2001.12.24 さらに接続設定
■2001.12.25 年賀状づくり/『勝利の夢ははばたく クリセニアン年代記17』/『天の扉が開く時 クリセニアン年代記18』
■2001.12.26 年賀状づくり2
■2001.12.27 /『闇の底のシルキー』
■2001.12.28 無題
■2001.12.29 今年のあれこれ
■2001.12.30 来年一月の新刊
岩波書店のPR誌『図書』2001年12月号の「2002年1月刊行予定の本」の中に、「サトクリフ/猪熊葉子訳『辺境のオオカミ』」というのを発見しました。29日刊。
新潮社の『波』では、プルマンの『琥珀の望遠鏡 ライラの冒険III』[bk-1]が2002年1月に。こちらはbk1で予約受付中。
関係ないけど、このふたつの誌名をいつも間違えてしまいます。
岩波→『波』と連想してしまうのが原因と思われますが、この連想を止めようとしたけど止められないので、いまでは、岩波→『波』→その反対、とつづけるようにしている。思考に一手間かかるため、いつも誌名を思い出すたびに面倒な気分になるのでした。でも、岩波→『図書』にはどうしてもならないんだよねえ(T_T)。ときどき「誌名を交換してほしい」とまで思ったりして。
もう今年もあと二日か〜。思い返すとだらだらと過ごした一年だったような気がします。だらだらの主な原因はストレスなのですが、元は当分解決しそうにないので、来年はもすこししゃっきりと暮らしたいと望むものであります。というわけで、今年の個人的なトピックス、いくつか。
iMac(花柄)を購入
とうとう買ってしまいました、iMac。おまけに花柄。花柄は一代限りで終わりらしく、私が買ったのはコレクターズアイテムか、はたまた闇の落とし子か(笑)。購入時の野望四つのうち半分(「自室でネット接続」と「お絵かきをする」)が実現したので、私にしては前進したのではないかと思う。お絵かき復活のためにタブレット(ワコムのFAVO(^_^;))も買ったし、年末には勢いあまってペイントソフトを数年ぶりにバージョンアップしてしまったし、メモリまで増設してしまいました。投資がフライングになるかどうかは、来年の行動にかかっております。でも、高価なペイントソフトよりお絵かき掲示板のほうが描きやすいという、安上がりな体質の自分がちょっと(汗)。
甥が生まれた
私には直接関係なかろうとは思うのですが、いやしかし、激動の2001年シーズンの、ある意味元凶。というとかわいそうなので、震源地。どっちでもたいして変わらないか…。本人はいまニコニコ笑うようになって可愛いさかりですが。
フレッツADSL導入
これのおかげで自室でネット接続が可能となったのですが、NTTに申し込んだあと一月たらずでYahoo!がサービスを発表し、その後雨後の竹の子のようにあちこちで低価格のサービスがあらわれ、非常にやりきれない気分になりました。乗り換えてもいいんだけど、サービス提供地域に入っていなかったり、モデムとかルーターとかが無駄になりそうだったりで二の足を踏んでいる。
ところで、いつでも何時間でも接続できる環境というのは、一度慣れるとやめられません。それまでテレホーダイにも加入してなかった(夜中に接続する気はなかった)ので、ネットへの関わり方は劇的に変わりました。
一番の変化は、接続時間を気にしなくてよくなったので、いままで非常に苦手としていた掲示板への書き込みをおそるそるするようになったこと。こんな私につきあってくださる方々には、ありがたくて足をむけて眠れません。ん? とするとどういう向きで寝たらいいのだろう?
フリーソフトのダウンロードも気軽にするようになりましたねえ。ワクチンソフトのデータダウンロードに四十分もかかっていたあれは、なんだったのでしょう? 笑ってしまいます。
あとはストリーミングなどもほそぼそとですけど、体験してみました。ほとんど、RCC中国放送の広島×横浜戦を聴いていただけという感じでしたが(苦笑)。
読書量は激減
と、いろいろとやることが増えたので、去年と比べるとものすごく減りました読了本。
ほんとはこれがいつものペースで、去年は異常だったのだと、自分では思っていますけど。本の感想が減ってしまって申し訳なかったのですが、そういうわけで、これからもペースが速まることはないでしょう。ゆっくりじっくり読む余裕がなかったので、冒険的な読書(あらたなジャンルの発掘とか)がほとんどできなかったなあというのが心残り。
サイト関連
ADSL導入とも関係あるのですが、e-S! Books内に個人書店霜月書房を開設。さらにbk1のブリーダーとAmazonのアソシエイトに加入しました。
Amazonに加入したのは書影が使用できるから。しかし利用者はbk1のほうがありがたいのかなあと推測して、あとでbk1にも加入してみました。e-S!との違いとしては、サイト中の文章に組み込まれている方(bk1・Amazon)は買っただけでとくにお勧めではないものも含まれるのにたいして、e-S!に並んでいるのは私がおもしろいと思ったものだけという感じになってます。サイト開設以前のお勧め本もあり。ただ、昔読んだ本はコメントが書きにくくて、空欄のままになっていたりするんで、あんまりお役に立てないかも。
こんなもんでしょうか。
今年はほとんどゲームができなかったなあと、今頃になって感じるのはなぜなのでしょう。べつにやりたいゲームがあったわけでもないのに…禁断症状だろうか。
別サイトのほうに感想をくださった方々には、ほんとうに感謝しています。エネルギーをたくさんいただきました。ありがとうございました。
今年はもうやめようかと思ったりもしたが、年を超えて延滞するのも気分が悪いので図書館へ。
駅の本屋で
・青池保子『エロイカより愛をこめて 27』(プリンセス・コミックス)[Amazon][bk-1]
を購入。電車の中で薄笑いをうかべる不審人物と化す。
午後は妹の家へ。チビのおもりをする。九ヶ月の甥はとても重い(十キロある)ので、だっこをするのも、支えて歩かせてやるのも骨である。手首が痛くなって床に下ろすとすぐに泣く、かまってもらえないと泣き出す、あまえんぼの巨大なベビー。この子を見たあとでほかの赤ちゃんを見ると、みんなちっちゃくて華奢に見えます(苦笑)。
とても疲れた。風呂上がりに『五瓣の椿』@NHKをちょっと見て、就寝。なんかものすごくカタルシスのないお話だった…。
午前中に年賀状の印刷。午後は添え書きを書いて、投函。ひとつ仕事が終わった…。
デイヴィッド・アーモンド(山田順子訳)『闇の底のシルキー』(東京創元社.2001.251p.1900円+税
David Almond "KIT'S WILDERNESS",1999)[Amazon][bk-1]読了。祖母の死をきっかけに、さびれつつある炭坑の村にやってきた少年が出会う、闇の世界にたいするあこがれと生の尊さを幻想的に描くものがたり。
ストーニーゲイト。かつては石炭の採掘で栄えたそこは、いまでは寂れて荒野の広がるところだ。十三歳のキット・ワトソンは、祖母の死を機に両親とともにここに移り住んできた。転入した学校で、かれは問題児ジョン・アスキューに声をかけられる。アスキューとその仲間たちは、廃坑で「死」のゲームを楽しんでいた。キットはアスキューに不思議な魅力を感じ、畏れながらもかれのゲームに入り込んでしまう。キットが「死」んだときに見たのは、祖父の昔語りに出てきた、死んだ少年抗夫たちと闇の中にひそむシルキーだった。キットは闇に魅せられる。アスキューは、自分とキットはおなじものを見ていると告げる。
『肩胛骨は翼のなごり』でカーネギー賞を受賞した著者の、第二長編。陰鬱で冷たくて凍えそうな闇の底に魅せられる少年のこころと、人生の終わりの時を迎えつつある祖父との交流が、静かな筆致で描かれています。
荒廃した家庭環境をもつ反抗的で乱暴な少年アスキューとの、ひりひりするようなやりとり。祖父との距離が次第に遠くなってゆく切なさ。闇へのあこがれを創作に昇華することをしったキットがつづっていく物語と、行方不明になったアスキューの現実とが、びみょうに重なり合って進行していくくだりは、幻想的でありながら切実な感情をともなっていて、なんだかしみじみとしてしまいました。
全体的にモノトーンの暗くてつめたい冬の物語なのですが、女優志願の少女アリー・キーナンのあざやかな服と、小生意気で明るい存在感が、沈みがちな雰囲気を救っています。雪の女王になりきる彼女の演技を生で見てみたい(笑)。
妹の宛名印刷を終えてから、今度こそ、自分のに取りかかる。
年々賀状にかける意欲が減退していて、それが画面に如実に現れているのがよくわかります。
今年は、去年購入した素材集からの寄せ集めでなんとか形を整えようとしたのですが、題字がいけません。ちょっといいかなと感じるものにはみんな「2001年」の刻印が入ってる。しかたないので、題字だけ、自分でつくることにしました。
テーマは、「A Happy New Year!」の文字を、これまでつくった画面に違和感なく載せられるようにつくること。
はじめからレタリングをする技術はないので、フリーフォントを探してくる。バックの画像に合わせて、「Sennin-Alphabet」(@「Maniackers Design Web Site」)を使用。FireWorksで文字を入力。それから色や形式(太字とか斜体とか)や並べ方(パスに沿わせてみる、変形させてみる、字間の調節)やらをいろいろと試し、さらに加工をいろいろと(ドロップシャドウやエンボスや…)試し。
とちゅうで我にかえると、自分がなにをしているのかに気づいて呆然とします。字に加工するだけで延々一時間半以上費やす私って…(泣)。すべてを簡単に済ませようと素材を使っているのに、なんだか空しい。
とりあえずできた文字画像をべつの画像処理ソフトに移して、今度はいくつかの画像をそれぞれレイヤーに貼りつけ、位置を調整しつつ重ね方の研究。ついでに色の調整もおこなう。ときどき誤って、せっかくいろいろこまかく調整した画像を削除してしまったりする。またもや一時間経過。
できあがったものを見て、ため息が出ました。こんなに時間をかけたのに…だからいやなんだ、年賀状つくるの(T.T)。
遅くなってしまったので、印刷はあした。
きょうは四半日、年賀状づくりに費やされました。ただし、妹の。
できあがったのはまだ裏面だけで、明日は宛名印刷にやってくる。ふたりのコブつきで。
いいかげん、自分のにも手を着けなければいけないんだけど、やる気が起きない。やろうと思ってパソコンを立ち上げたあとで、気がつくと別のことをはじめている自分にあきれてしまいます。
ひかわ玲子『勝利の夢ははばたく クリセニアン年代記17』(小学館キャンバス文庫.2001.256p.533円+税)[Amazon][bk-1]、
ひかわ玲子『天の扉が開く時 クリセニアン年代記18』(小学館キャンバス文庫.2001.258p.533円+税)[Amazon][bk-1]読了。異世界ファンタジーシリーズ、「クリセニアン年代記」のラスト二巻。完結。
戦乱のつづくクリセニアン世界。亡国の王子フェラベリートは、兄王子ジークラードとともに大国リンバーグ皇国の庇護のもとに故国の再興を夢見ていた。運命に翻弄される兄弟の前に、やがて大きな敵として立ちふさがったのはバハウ帝国のシャリザーン皇子だった――。
かつて栄華を誇ったクリセニアン帝国。その最良にして最悪の施政者セラヴィン・ディラグーン帝の魂を、光と闇に二分して生まれてきたふたりの人物、〈蒼の王子〉エルミネールのフェラベリート王子と、バハウ帝国皇帝のシャリザーンが、天界の住人〈翼人〉アルジェリックの愛と、どちらが本当の〈天を継ぐもの〉なのかを賭けて争う、大きな世界が舞台の物語。
第一巻から完結まで、八年かかったそうな。そんなに経ったっけ(苦笑)。
ほんとにスケールの大きなはなし。日本人として光と闇のファンタジーをものするために、いろいろと考えてあるし、書かれていることも、人間にとってとても大事な問題であると思うし、作者はほんとうに真面目な方だと思います。
だけど、こんなふうに人物よりも情景よりも、作者の考えがうきあがってしまうような書き方は、私はあんまり楽しくないです。はじめのころはそうでもなかったんですけど、中盤を過ぎて佳境に入ったあたりから、だんだんとその傾向がつよくなってきたと感じるようになりました。
登場人物の独白という形がつづくけれど、それがその人物のものというより、作者の声のように感じられてしまう。
それで、そんなに説明しなくてもいいから、もうすこし、描写もしてほしいなと、つぶやいてしまいます。
せっかく魅力的な設定で、美形もたくさん出てくるのに。いや、そうではなくて(^_^;)。説明せずに状況を提示して、余韻と余白を想像させてほしかった。
まあ、ストーリーをどのようにして見せるかは、作者も考えがあってのことだとおもうし。この話は、ひとの精神の光と闇とをえがいたものであったから、生活感などは邪魔だったのかもしれない。ただ、やっぱりすべてをむきだしに語る必要があったのかなあとはおもいますが。
異世界を構築するのも、そこで壮大な話を展開することもたいへんなことだし、それにリアリティーを感じさせることはもっと大変なことだなと、しみじみ感じさせられました。それにしても、シリーズものをずるずると買いつづける癖をなんとかしたい、今日この頃。
けっきょく昨日はモデム直接続で乗り切りましたが、不便きわまりないので、朝から三度挑戦。
午前中は、ルーターをつけたり外したりしていろいろとやってみましたけど、ダメなまま終わり。
昼食をとりながら考えたことは、「やっぱり、一番始めからやり直す以外にない」ということでした。結果的にはこれが一番正しかったことがあとで判明。
一番いけなかったのは、説明書も見ずにモデムにルーターを取りつけ、ケーブルを接続したことと、そのあと、はるか頭上の棚の上に一式を載せてしまったことでした。私のしたことではないが。
だから、動作確認のために点く、ランプの点灯だの点滅だのの具合を、まったく確かめられないままに作業していたのです。冷静に考えると本当にバカモノです。
なのに、棚上げした本人は、下ろしてくれというとじつにイヤ〜な顔をして、非常に恩着せがましい態度でもったいつけて下ろしてくれました。
そこでモデムの説明書も見つつ、ほんとうに始めの始めから接続作業を敢行。
すると、点灯してしかるべきランプが、消灯しているという事実をようやく発見。見ないでやってるから、こんな簡単なところに気づかないのです。
モデムとルーターを接続する部分の設定がちがっていたらしいのですが、「ルーターとつなぐ場合と、ハブとつなぐ場合で異なる」と書いてあるところで、ルーター用のセッティングをすると接続確認のランプがつかないので、ハブ用のにしたら点灯した。どういうことだかわからないけど、点かなくちゃいけないんだから、これでいいや、とそのまま続行したら、ちゃんと、接続、できたじゃないですか〜(T^T)。
喜んだのもつかの間、ブラウザに現れた「ニッカンスポーツコム」には、「谷繁、中日入り」の速報が。がーん。ほとんどあきらめてたけど、現実になるとやっぱりがっくりするんだよー。
さらに追い打ちをかけるように、横で仕事をしていた棚上げ人が、WindowsNT用のセッティングもしろと要求してきました。せっかくの達成感が台無し〜。
というわけで、Win98、WinNT、Mac OS都合三台分、設定いたしましたことよ。この人物のおかげで、Winのネット接続関係にも、だいぶ慣れてきました(慣れたくない)。
パソコン関係のトラブルは、いつも時間と精神力をやたらに消費して疲れます。
今回わかったのは、「なにごとも謙虚に説明書をよく読んで、一から順に確かめながらやりましょう、それが近道」てことでしょうか。あたりまえですが。
あしたは年賀状を作らなきゃ…。ああ、谷繁(T.T)。
眠れぬ夜を過ごした。
ネットに接続できないと困るのは私もだが、家族は仕事で使用しているのだ。こちらはもっと困る。のはわかるけど、ものすんごい冷たい目で見られてしまった。あうう。
あらたな気持ちでもう一度、ルーターの設定に挑むが、あえなく玉砕。どうやっても接続されない。ユーザーIDもパスワードも何度も調べたけどあってるし。
利用しているのはフレッツなので、モデムにルーター機能がない。パソコンはハブ機能付きのルーターをモデムに接続した後、ルーターからLAN接続しているのですが、ルーターを外して直にモデムと繋げると、今度はネットへの接続確立。ということは、これはやはりルーターのせいなのか。せいなんだろうな…。しくしく。
ルーター機能付きモデムが壊れたのよりは、ましな状態かもと、自分を慰める。
ルーターを修理に出している暇はない。しかたなく、ルーターを買いに繁華街へ出る。世間はクリスマスムード一色。みなさんお買い物で楽しそう。私はルーターを購入したあと、本屋にちょっとだけ寄る。それからプレゼントを買うという母と妹とスーパーで待ち合わせ。お茶をする。しかし、とにかく、はやくネット接続を確立しなくては〜。
結果。
接続できない。
なにゆえ?
ルーターが壊れたんじゃ、ないの? ねえ?
掲示板にどなたか書き込まれていたら申し訳ないと思い、古いMac+NN3でサイトを見たら、広告しか見えなかったです。なんだこれは。どうしてこうなるの。別の意味で申し訳なくなりました。でも、個人で直せるんだろうか、これ。
・榎木洋子『ブルー・ムーン 影の王国12』(集英社コバルト文庫)[Amazon][bk-1]を購入。
榎木洋子『ブルー・ムーン 影の王国12』(集英社コバルト文庫.2002.216p.436円+税))[Amazon][bk-1]読了。『ダブル・ギャンビット 影の王国11』のつづき。月にある「影の王国」を舞台にしたファンタジーシリーズ完結編。
スーパーの売場のベンチで読んだ。
ラストへむけてストーリーを収束させるのはたいへんですが、もうすこしなんというか、骨組みだけじゃない世界がよみたかった。このシリーズ、売れてなかったのでしょうか。終わりが近づくに従って、駆け足になってしまって、設定を消化しているだけという印象が濃くなってます。そのため、月の王国が存在する仕組みも薄っぺらく感じてしまう。初めのころの雰囲気がとても好きだったので惜しまれます。キャラクターも魅力的なのに…。百雷さまとか(^_^.)。
NTTから来た「メールアドレス登録のお願い」を果たすべく、夜中にブロードバンドルーターの設定を変更。
ここで私はなにかへまをやらかしたらしく、登録するためのフレッツのページにアクセスすることができなかった。
すぐにあきらめた私は、ルーターをもとの設定に戻そうとした。
ここでも私はなにかをやらかしたのか…。
とにかく、ルーターの設定はできなくなっていた。とうぜん、ネットに接続できる環境に戻れない。
焦って、いろいろと試みました。設定の初期化とか、設定も幾度か。しかし、ルーターの反応はそのたびに鈍くなっていき、ついには、ルーターにアクセスすることすらままならなくなっていたのでした。
おーい、どうするよー(T.T)。
図書館へ行く。とんぼ返りしたかったのだが、もうすぐクリスマスだということを思い出して繁華街の本屋へ。しばらく世間とはかけはなれた、年じゅう平日状態で過ごしてきたのですが、身近に子どもがいると、行事関係に敏感にならざるをえないですね。けっこう刺激的かも。
- 今市子『砂の上の楽園』(ソノラマコミック文庫)[Amazon][bk-1]
- なかがわりえこ作・おおむらゆりこ絵『ぐりとぐら』(福音館書店)[Amazon][bk-1]
- 島田ゆか『バムとケロのさむいあさ』(文渓社)[Amazon][bk-1]
を購入。
最初のは自分用のコミック。
残りの二冊をプレゼント用にラッピングしてもらいました。どちらも絵本。『ぐりとぐら』は説明の必要もないくらい超有名なロングセラー。いままでもなんどか買おうと思って探していたのですが、シリーズの一作目だけ見つからなかったんですよね。これだけではクリスマスプレゼントには少ないかなと他のを物色していたところ、『バムとケロの〜』にひとめぼれして衝動的に加えました。書影を入れようかと思ったんですけど、この絵本は表紙より中身がたのしいです。ラッピングのために手渡すまで見られないのがくやしい。なんか、自分のために買っているようだ(苦笑)。
きのう、病院帰りにこれだけは、と思い決めて購入してきたのがiMac用増設メモリ256MB。最近PC用のメモリがとても安いので、その相場を眺めてはため息をついてました。しかし、やはりPC用のものとMac用とでは需要面から価格の差がありあり。安いところを調べてわざわざ出かけたりすることを端からあきらめているので、その分も上乗せされるだろうし。
それでも、数年前に16MBのメモリに四万円弱支払った事を考えると、とにかく「安くなったよなー」以外の感想はありません。あのころはメモリを倍にするユーティリティーとかを使って、いじましくグラフィックソフトを動かしていたのですよねー。それでもとても動作が重くて、一筆描いたあとのタイムラグがすごかった。
iMacのメモリ増設は「簡単」が売り文句なのですが、それは「普通の人にとって」なのだと痛感いたしました。
私が自分でできたのは、プラグを抜くこと、メモリスロットのある蓋をコインを使って開くこと、メモリをパッケージから出すこと。これだけでした。
メモリをスロットに押し込むのなんて、簡単かと思っていたんだけど、けっこう指に力が必要でした。狭い穴に指を入れて見にくい角度で作業をするので、指にまんべんなく力を込められる人でないとむずかしい。三十分以上格闘したあげく、どうしてもはめこめないメモリに「もしや、別の機種用を買ってきてしまったのでは?」と、すすめてくれた店員に対する疑惑すら抱いてしまった。
最終的に家族に頼み込んでやってもらいましたが、そのまえに本体をひっくりかえすのも他力だったし、もとの場所にもどすのもやってもらうしかなかったので、無力感でぼーっと数十分過ごしてしまいました。「簡単」と銘打たれている作業ができないととても悲しい。やっぱり私はひとりでは生きていけないんだ、としみじみ感じましたね。
それから、今度パソコンを買うときはメモリは店で増設してもらってからにしようと。当分そんな機会はないと思うけど。
さんざんてこずったので動作が不安だったiMacは、ちゃんと動きました。よかったー。
栗本薫『アウラの選択 グイン・サーガ82』(ハヤカワ文庫JA.2001.314p.540円+税)[Amazon][bk-1]読了。異世界大河ロマン「グイン・サーガ」シリーズの八十二巻目。『魔界の刻印 グイン・サーガ81』のつづき。
というわけで、きのう帰りの電車で読んできた「グイン・サーガ」。
作者があとがきでしきりと感慨を述べているとおり、ふーん、ようやく核心に迫ってきたのかなあという、これまでからするとかなり緊迫したシーンの連続する巻でした。
グインはあわれなレムスに存在としては対等とみなしたからこその厳しい言葉を投げかけて、ただ父性を感じさせる大人物ではないということあらためてを明確にしましたし、凛々しいリンダは、いままでの彼女とはあきらかに雰囲気がちがうので別人かと思いました。
しかし、こんなところで第一巻の種明かしをされるとは思いもよりませんでしたよ…(苦笑)。もうあまりにも以前のことなので、おどろきというより、なるほどーという感じでしたけどねー。
今日は通院の日でした。
四週間ごとに通っている(これは投薬の都合上)のですが、今回は三週目。理由は四週目の来週は振替休日で、再来週は年度末のお休みだからです。今年から月曜日は振替休日が多くてとても嫌。
だからそれでなくても気の重い外出だったのに、電車の運行ダイヤの大幅な混乱にまきこまれたおかげで、いつもの二倍くらい体力を、三倍くらい気力をすり減らして帰宅しました。使用している路線が止まってしまったので振り替え券を貰ったんですが、ほとんど乗ったことのない路線に乗るのって、気疲れしますね。足下がすーすーと寒かったせいで、途中でトイレに行きたくなってしまったので、二重に神経とがらせてました(苦笑)。ホームに下りてもなじみのない別の路線に乗り換えるのにまた一苦労。
最後に目的地の駅に着いたときにはすでに一時間以上おくれていたので、受付時間にまにあうかどうかの瀬戸際まで来てました。必死になって歩いて歩いて、歩きました! こんなに懸命に歩き通したのは、大学の試験の時(あれは「視聴覚教育概論」だった)に大雪がふってバスが止まったとき以来だなあと思い出しながら。似たような過去の経験から、この状況に役立つ知恵を引っぱり出そうとでもいうのでしょうか。残念ながら、そのときよりも脚が確実に弱っていることを実感しただけでした。トイレにも行きたかったし…(泣)。
受付カウンターで診察券と予約券を箱に放り込んでから、トイレに向かって一目散に駆けていったのは、だから私です。
しかしなあ。このところこういう状況によく遭うのですよ。電車がアクシデントで止まり、ダイヤが乱れるというヤツ。前に一度書いたあと(2001.10.31)、やっぱり人身事故で止まっちゃったことがありまして。今回のはさいわい、レールのトラブルだったようですが、二ヶ月半の間に三回遭遇というのは、私の人生にこれまでにない頻度です。なによりも、これまで一度も出会ったことのなかった人身事故関係が二度も。うれしくない。
栗本薫『アウラの選択 グイン・サーガ82』[Amazon][bk-1](ハヤカワ文庫JA)購入。